SeleniumVBAでタブを切り替える方法

Excel VBAでWebブラウザを自動操作する際、SeleniumVBAを使うと便利です。特に、複数のタブを操作する場合、タブの切り替え方法を知っておくと作業がスムーズになります。今回は、SeleniumVBAを使ってタブを切り替える方法をご紹介します。🔄

必要な準備

まず、SeleniumVBAを使用するために以下の準備を行います:

  1. SeleniumVBAのインストール:SeleniumVBAは、Excelのアドインとして提供されています。公式サイトからダウンロードし、Excelに追加してください。​
  2. WebDriverの準備:使用するブラウザに対応したWebDriverをダウンロードし、適切な場所に配置します。例えば、Chromeを使用する場合は、ChromeDriverをダウンロードします。​

タブの切り替え方法

SeleniumVBAでは、以下のメソッドを使用してタブを切り替えることができます:

  • SwitchToNextWindow:次のタブに切り替えます。
  • SwitchToPreviousWindow:前のタブに切り替えます。
  • SwitchToWindowByTitle:指定したタイトルのタブに切り替えます。

次のタブに切り替える

以下のコードで、現在のタブから次のタブに切り替えることができます:

vbaコピーする編集するDim driver As New Selenium.WebDriver

' ブラウザを起動
driver.Start "chrome"
driver.Get "https://example.com"

' 新しいタブを開く
driver.ExecuteScript "window.open('https://another-example.com');"

' 次のタブに切り替える
driver.SwitchToNextWindow

この方法で、複数のタブを順番に操作することが可能です。​

前のタブに切り替える

前のタブに戻りたい場合は、以下のようにします:

vbaコピーする編集する' 前のタブに切り替える
driver.SwitchToPreviousWindow

これで、前のタブにフォーカスを戻すことができます。​

特定のタブに切り替える

特定のタイトルを持つタブに切り替えたい場合は、SwitchToWindowByTitleメソッドを使用します:

vbaコピーする編集する' 指定したタイトルのタブに切り替える
driver.SwitchToWindowByTitle "Example Domain"

注意点として、タイトルは完全一致で指定する必要があります。部分一致ではエラーが発生する可能性があります。​

Instagramのデータ収集をVBAで自動化する

Excel VBAとSeleniumVBAを活用すれば、Instagramの情報収集が効率化できます。例えば、特定のハッシュタグやアカウントの投稿を検索し、画像URLやキャプションを自動取得するスクリプトを作成可能。さらに、複数のアカウントを切り替えながらデータを取得する場合、SeleniumVBAのタブ切り替え機能を活用するとスムーズです。マーケティング分析や競合調査に役立つ自動化ツールとして活用できます。


参考URL:https://kiseki-tech.jp/2025/03/11/selenium-vba-tab-switch/